
営業マンなら誰でも気になること。
「フルリモートで営業って、本当に成果出せるの?」
僕は数年前からフルリモートで営業をやっています。出社ゼロ。商談はすべてオンライン。最初は「対面じゃないと売れないだろ」と思っていましたが、結論から言うと慣れたら対面時代より効率的に成果が出ます。
ただし、リモートには「対面とは違うコツ」がある。ここを押さえずにやると、商談数は増えても成約率がガクッと下がります。
この記事では、フルリモートで営業を続けてきた経験から、成果を出すために欠かせない7つの習慣を紹介します。
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フルリモート営業の最大のメリットは「商談数」
まず前提として、リモート営業の圧倒的なメリットを話しておきます。
対面営業だと、移動時間がエグい。片道30分の訪問でも、往復1時間+商談1時間で合計2時間。1日にMAX3-4件が限界でした。
リモートなら移動ゼロ。1時間の商談が終わったら、5分休憩してすぐ次。1日5-6件の商談が無理なく回せます。
この「物理的な商談数の上限が上がる」というのは、営業にとってめちゃくちゃ大きい。単純に打席が増えるので、確率論的にも成果が出やすくなります。
習慣1:商談の最初5分で「空気」を作る
リモート商談の最大の弱点は、空気感が伝わりにくいこと。対面なら入室した瞬間の雰囲気で相手の温度感がわかるけど、画面越しだとそれが難しい。
だから僕は最初の5分を意図的に「アイスブレイク」に使います。
- 相手の背景に映っているもの(本棚、写真、オフィスの雰囲気)に触れる
- 「今日暑いですね」みたいな当たり障りない話じゃなく、もう少し踏み込んだ話題を振る
- 前回の商談で出た話題のフォロー(「あの後どうなりました?」)
リモートだからこそ、最初の空気づくりに時間をかける。これをサボると商談全体がぎこちなくなります。
習慣2:画面共有のタイミングを「設計」する
リモート商談で陥りがちな失敗が、ずっと画面共有しっぱなしで喋り続けること。
対面なら資料を広げながらも、相手の表情や反応は自然に見える。でもリモートだと画面共有した瞬間、相手のリアクションが見えなくなります。相手が「うーん…」と悩んでいるのか、興味を持って前のめりなのか、画面共有中は判断がつかない。
だから僕は「資料を見せるパート」と「顔を見て会話するパート」を意識的に分けています。
- 資料で説明したいポイントを見せたら、一旦共有を切って「ここまでで何かご不明な点ありますか?」と聞く
- 相手が質問してきたり、深い話になりそうな時は絶対に画面共有を切る
- 資料は事前に送っておいて「○ページを開いてください」方式にするのも効果的
要は、画面共有は「一方通行のプレゼン」になりがちだから、意識して双方向の会話に戻す瞬間を作るということ。リモートに慣れてくると、この切り替えが自然にできるようになります。
習慣3:「沈黙」を味方にする
リモートだと沈黙が怖くなりがち。回線が切れたのかもしれないし、相手がちゃんと聞いているのか不安になる。
でも、商談中の沈黙って大半は「相手が頭の中で考えている時間」なんですよね。価格を提示した後、重要な提案をした後に相手が黙るのは、真剣に検討してくれている証拠。
ここで焦って「いかがでしょうか?」「もう少し安くもできますが…」と喋り始めると、相手が考える機会を奪ってしまう。場合によっては、こちらが焦っていると思われて交渉上も不利になります。
3秒から5秒の沈黙は普通。心配なら「ゆっくり考えていただいて大丈夫ですよ」と一言添えるだけで、相手も安心して考えられます。沈黙は敵じゃなくて、味方です。
習慣4:商談の「前後」で差をつける
リモート営業で成果を出している人と出せない人の差は、商談そのものの質よりも「前後の動き」にあると僕は思っています。
商談前にやること
- 相手の会社サイトやニュースを10分でチェック(AIに要約させると早い)
- 前回の議事録を見直して、宿題の回答を準備
- 今日のゴール(何を合意したいか)を1つだけ決める
商談後にやること
- 30分以内にお礼メール(これだけで差がつく。マジで)
- 議事録を送る(箇条書き3行から5行でOK。長すぎると読まれない)
- 次のアクションと期日を明記する
リモートだと「あの営業マン、なんか印象薄いな」と思われがち。前後の動きで「ちゃんとしてる感」を積み重ねることで、対面以上の信頼を獲得できます。
習慣5:カメラONの「見え方」に気を配る
リモート営業で意外と軽視されがちなのが「画面の見え方」です。
暗い部屋で下からのアングル、散らかった背景…これ、無意識にマイナス印象を与えます。対面なら清潔感のある身だしなみに気を遣うのに、リモートだと気が抜ける人が多い。
最低限これは守ったほうがいい:
- 照明:顔に光が当たるようにする(窓を背にしない)
- アングル:目線の高さにカメラを設置する(下から見上げるアングルは威圧感が出る)
- 背景:シンプルで清潔感のある背景にする(バーチャル背景でもOK)
- 音質:外付けマイクかイヤホンマイクを使う(これが一番重要かもしれない)
特に音質は盲点。マイクが悪いと「何を言ってるか聞き取れない」状態になって、商談どころじゃなくなります。数千円の投資で劇的に変わるので、ここだけはケチらない方がいいです。
習慣6:「テキストコミュニケーション」を磨く
フルリモートだと、商談以外のコミュニケーションは基本的にテキスト(メールやチャット)になります。ここの質が、日々の信頼構築に直結します。
僕が意識しているポイントはこのあたり:
- レスは早く、短く:長文を完璧に作るより、2行で即レスの方が好印象
- 結論ファースト:「結論から言うと○○です。理由は~」のフォーマットで書く
- 相手の質問に正面から答える:回りくどい前置きは不要
- 次のアクションを必ず書く:「○日までに資料をお送りします」と明記する
テキストは「対面の代わり」ではなく「信頼を積み重ねるツール」。一通一通が自分の印象を左右していると思って書くだけで、質が変わります。
習慣7:オンとオフの切り替えを仕組み化する
フルリモートの罠は「いつでも仕事ができてしまうこと」です。
家で働いていると、仕事とプライベートの境界がなくなります。22時にメールが気になって返信する。日曜に「あの案件どうなったっけ」と顧客管理画面を開く。
これを続けると確実に燃え尽きます。
僕がやっている切り替え術:
- 仕事用のPCは勤務時間外に物理的に閉じる
- チャット通知は業務時間外にOFFにする(設定一つでできる)
- 仕事の始めと終わりに「儀式」を作る(散歩する、コーヒーを淹れるなど)
リモートで長く成果を出し続けるには、短期的な頑張りではなく、持続可能なリズムを作ることが大事。ここを軽視すると半年くらいで体調を崩します。経験者は語る、です。
まとめ:リモート営業は「仕組み」で勝つ
- フルリモートの最大メリットは商談数の上限が上がること
- 最初5分のアイスブレイクでリモートの空気感ハンデを埋める
- 画面共有は「見せるパート」と「会話するパート」を設計して切り替える
- 商談中の沈黙は相手が考えている証拠。焦って喋り始めない
- 商談前後の動き(お礼メール、議事録)で信頼を積む
- カメラ映りと音質は最低限の投資で大きく改善できる
- テキストコミュニケーションの質が日々の信頼の積み重ねになる
- オンとオフの切り替えを仕組み化して、長く走れる体制を作る
リモートは「制限」ではなく「武器」。対面ではできなかった効率的な営業スタイルが手に入ります。上の7つの習慣を意識するだけで、リモートでも確実に成果は出ます。









