営業は楽しいと言っている人がたまにいますが、これから営業を始めようと思っている人や今すでに営業マンとして頑張っている人からするとそんなの嘘だろと思う人が多いのではないでしょうか??
毎日、毎月のノルマや理不尽な要求に疲弊していたり、営業マンを集める為の誘い文句だろと思っている人が多いと思います。
そこで今回は現役営業マンのTAKUがそのあたりの事情について考えてみました。
営業マンで悩んでいる方やこれから営業を始めようと思っている人の参考になればと思います。
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営業を楽しいと感じている人は少ない
先に結論ですが、楽しいと思って営業をやっている人は少数です。
残念な結果ですが、これが現実です。
僕の経験からみても本気で楽しんでいる人は少ないですね。
基本的にはノルマの呪縛やお客様からの理不尽な要求に頭を悩ませている人が大半を占めているのが現状です。
楽しみを見いだせていないのにも関わらずなぜ続けているかというと、
- 給料がいい
- 仲間に恵まれている
- たまにお客様から褒められるのがうれしい
- サボれるから
などが考えられます。
しかし、営業はつらいことばかりではなく嬉しいことや、やりがいも多くある仕事なんです!!
マイナスなイメージばかりが先行しているのでなかなかイメージしづらいと思いますので、そのあたりを解説していきます。
営業のやりがいはコレだ!!
つらいイメージが多い営業ですが、営業を楽しいと感じる部分についてお伝えします。
僕は営業歴も長いこともあって今は楽しくやっています。
- 契約が取れた
- お客様から感謝の言葉をもらった
- 様々な人と日々出会えるので見識が広がる
- 問題解決能力が格段に身につく
順番に解説していきます。
契約が取れた
これは営業の醍醐味と言っていいんじゃないかと思います。
自分でアポをとりしっかりと準備した営業資料でプレゼンしてめでたく契約。
ここまで頑張ってよかったと、つらい気持ちも吹っ飛びアドレナリンが沸いてきますね。
営業は契約をとるのが仕事ですが、契約に至るまでは苦難の道が多いので嬉しさは他の仕事とは比べものにならないと僕は思っています。
この契約(成功体験)の積み重ねが日々のやる気にもつながっていきます。
お客様から感謝の言葉をもらった
契約をいただいて数日経過した際に、お客様から電話やお手紙でお礼を伝えられるということがあります。
僕が1番好きなのは『あなたで契約してほんとによかった』という言葉ですね。
他にも同じ商品を売る営業マンが多くいるなか、僕を理由に契約を決めてくれたのかという気持ちが非常に嬉しいですね。
お客様がわかるまで説明するというのが僕のポリシーなので、時には通常のお客様の倍以上説明に時間がかかることもあります。
それでも商品のことをわかった上で、いるのかいらないのかを判断してもらいたいのでこの時間は必要なものだと思っています。
1度契約したら終わりと考える営業マンもいますが僕は違います。
その商品のファンになってほしいので、嘘をつかずに正直にデメリットを伝えたりもします。
メリットばかり話せばお客様には得しかないので逆に不信に思われてしまいますしね。
このようなことを日ごろからやっているので、感謝の声をいただくことは他の営業マンより多いのかなと自分では思っています。
様々な人と日々出会えるので見識が広がる
これも営業ならではなことだと思います。
対象となるお客様は日によってバラバラです。
20代から70代までの人と接するので自分の価値観と違う人と出会うことの方が多いです。
若い人がお客様であれば最近の流行りのものを聞いたり、年配の方であれば昔この辺の街はどんな雰囲気だったのか、リタイアされる前はどんな仕事をしていたのかという昔話を聞くのがマイブームです。
話のすべてではないですが、何気ない一言が自分に刺ささることがあります。
ノルマに追われて切迫している時に癒し系なおじいちゃんと出会うと心が洗われます。笑
同じビジネスマンとしてはやはり経営者の方の所へ訪問して話をすると経験値がかなりあがります。
経営者と営業マンは数字の管理という意味では類似した職種ともいえます。
その為、経営者の方からノウハウを聞けたりするとテンションがあがります。
このような経験を日々積み重ねることで自身の知識が蓄積されて次の営業先での世間話で役立ちます。
(あの話聞いててよかったーーと心の中で汗がびっしょりな思いを何度もしています。)
問題解決能力が格段に身につく
営業マンはお客様からの要望には可能な限り応えます。
中には度を越した要望をしてくる人もいるのでその場合はバッサリと断ることも必要です。
問題をいかに速やかに解決するかで契約になるかが決まります。
つまり営業マンは日々の業務の中で問題解決をしまくっているといえます。
問題解決能力は普段の業務やプライベートでも役立つ能力です。
ゴールがあってそのゴールまで行くために何個も山を越える必要があるとします。
その為には、まずはこれ、次にこれというようにどの山からクリアしていくのかという順序を決める力やこの山を越えるのに必要なものはこれ!というように必要な物を揃える力が問題解決する為には必要不可欠です。
営業マンがお客様の要望に応えるのはまさにこれで、その山をその日のうちに全部クリアしないと契約になりません。
このような体験を日々しているので、一般の方よりもはるかに問題解決能力が養われます。
好サイクルを生み出す
営業を楽しむ為に重要なことは自分で好サイクルを作り出すということです。
どういうことかというと、契約が取れる日が多ければ精神的に安定するので上司からの詰めもなく心に余裕が生まれますよね?
このような状態を自ら作り出すことが重要です。
難しいと思うかもしれませんが、やり方は非常にシンプルです。
まずはとにかく没頭します。
自社の商品知識や競合他社の知識をインプットするところから始まり、アポとり、プレゼン。クロージングとひたすら全力を尽くします。
営業は必殺トークというのがほぼ存在しませんので自分流の型を見つけることが重要です。
その為の下準備みたいなものと感じていただければと思います。
30代の営業マンと50代の営業マンがまったく同じ話し方だと気持ち悪いですよね?
あとは50代の営業マンが30代の営業マンのような言葉遣いではがっかりすると思います。
このようなことにならない為に自分の型をまず見つけます。
型が見つかりだすと次第に契約が取れるようになってきます。
契約がとれると当然自信がつき、またやる気がでます。
そしてまた契約がとれるというサイクルです。
このサイクルに入ると周りの目や他人のひがみの言葉など気にならなくなります。
自分からこのようなサイクルに持っていく努力を最初はする必要があります。
努力しなきゃと考えるとキツイイメージがしますが、努力の上の夢中になることができれば割と簡単です。
夢中になるには、商品や会社の雰囲気が自分に合っていることが前提です。
まずは自分の売る商品を好きになることから始めるといいと思います。
まとめ
ここまで読んでいただきありがとうございました。いかがだったでしょうか?
楽しんでいる人が少ないという事実に少しがっかりしたかもしれませんね。
楽しいということは好きでなければできません。
好きになる前に疲弊する人が多いのではないかと僕は思います。
社風が悪かったり、商品がイケてないなど理由はあると思います。
しかし、僕は自分が嫌いな商品が売れるわけないと考えているのでもし好きになれていない人がいるなら商品知識の覚えなおしをするか転職することをオススメします。
ある程度の経験がある営業マンは重宝されますし、営業マンが足りていない会社も多くあるので転職を視野に入れてみてもいいかもしれません。
どんな商品を売りたいのか、どんな商品を売れるようになりたいのかと自己理解を深めてみるのもいいかもしれません。
あなたにあった商品や会社がみつかれば営業を楽しむことはできます。
営業マンの多くが楽しく働ける世の中になればいいなと日々思っています。
それではまた。